タマネギ 飴色

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タマネギ 飴色

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タマネギを飴色まで炒めたものを、飴色タマネギと呼びます

 

 

タマネギの甘みや旨みが凝縮した飴色タマネギは、
いつもの料理に加えるだけで、ワンランク上の味に仕上げることができます。

 

飴色タマネギの利用法や作り方、保存法などをご紹介します。

 

[タマネギ 飴色]

 

 

■飴色タマネギの利用法

 

飴色タマネギといえば、カレーやスープに使うイメージがありますよね。

飴色タマネギを使用することで、長時間煮込んだような旨みが加わり、
短時間なのにおいしいスープやカレーに仕上がります。

 

他にも、ひき肉と合わせてハンバーグにしたり、
酢や油と混ぜてドレッシングにすることもできます。

 

飴色でない、普通のタマネギを使って作るよりも、
香ばしさやコクが加わり、いつもとは違った味わいになります。

 

飴色タマネギを作るのには多少の時間がかかりますが、
まとめて作ってストックしておくことで、いつでも使えて便利です。

 

 

■飴色タマネギの作り方

 

飴色のタマネギの作り方は、それほど難しくありません。
まずは、基本の飴色タマネギの作り方をご紹介します。

 

1. タマネギを切ります。
2. フライパンに油を入れ、弱めの中火にかけます。
3. フライパンが温まったらタマネギを入れ、油が全体に回るように混ぜます。
4. 水分がある程度飛び、全体が薄い茶色になったら強めの弱火にします。
5. 全体の水分が飛び、透明感のある茶色になったら出来上がりです。

 

 

■飴色タマネギを作る時の注意点

 

飴色タマネギで失敗したことのある方は、注意点を守って作ってみてください。

 

 

1. 薄く、細かく切る
飴色タマネギに使うタマネギを切る時は、必ず薄切りかみじん切りにします。
使う用途によって、薄切りかみじん切りかを使い分けると良いでしょう。

 

カレーやスープなら薄切り、ハンバーグやドレッシングならみじん切りがお勧めです。

 

あまり厚く、大きく切ると、なかなか火が通らず、
水分も飛びにくくなるので、飴色になるまで時間がかかることになります。

 

薄切りにするならできるだけ薄く、
みじん切りにするなら粗みじんよりは細かく切っておくようにしましょう。

 

 

2. 油をからめる
炒め始める時に、油をからめておきましょう。

タマネギの表面に油をからめてコーティングすることで、
水分が急激に飛ぶのを防ぐことができます。

 

また、水分が飛んできた時に焦げ付きにくくする効果もあります。

 

さらには、油によってコクをさらに引き出すことができるようになります。
油の種類はお好みですが、さらっとしていてクセのないサラダ油や、
オリーブオイルがお勧めです。

 

 

3. 水分を飛ばす
飴色タマネギは、炒めながら水分を飛ばすことで、
タマネギの旨みを凝縮させることができます。

 

水分が偏らないために、混ぜる作業は不可欠です。
最初は量が多いので大変ですが、水分が減ってくると量が減って混ぜやすくなります。

 

水分が飛び過ぎると、カサカサになって焦げの原因になりますが、
適度に水分を飛ばすことができれば、透明感のある茶色になり、まさしく飴色になります。

全体がパサパサ、カサカサしておらず、少しねっとりとした質感になるくらいを目指します。

 

4. 焦がさない
飴色タマネギ最大の敵は、焦げです。

焦って強火で炒めると、すぐに表面の水分が飛んで焦げの原因となります。
かといって最初から弱火だと、なかなか水分が飛ばず時間ばかりかかってしまいます。

 

前半は弱めの中火、後半は強めの弱火がお勧めの火加減です。
表面がうっすら茶色くなる頃から、少し焦げつきやすくなってきます。

 

この時に火を弱めると、焦がさずに済みます。

また、最初は水分が多く焦げにくいタマネギも、水分が飛んでカサが減ってくると、
だんだんと焦げやすくなってきます。

 

全体の量が半分以下になって、うっすらと茶色くなってきたら、
タマネギの前から離れないようにした方が良いでしょう。

木べらなどを使い、焦げ付かないように注意しながら、全体をよく混ぜます。

 

 

■時短するための裏技

 

飴色タマネギは、水分が飛んで飴色になるまでには、意外と時間がかかります。

 

長ければ1時間近くもかかるので、
時間のある時でないと作るのが難しいイメージがあります。

 

けれど、裏技を使うことで、作る時間を短縮することができます。
早ければ半分以下の時間で作ることができるので、ぜひ試してみてください。

 

 

・冷凍する
飴色タマネギに使うタマネギを切ったら、保存袋などに入れて冷凍庫に入れます。
4時間以上、できれば一晩凍らせて、それを飴色になるまで炒めます。

 

タマネギを凍らせることで細胞壁が壊れ、水分が出やすくなります。
水分が出やすくなれば、余分な水分を飛ばしやすくなるので、
水分を飛ばす時間が短くなります。

 

・水を加える
タマネギを炒め始め、透き通って水分が抜けてきたら、
大さじ1の水を加えてよく混ぜます。

 

水分が飛んだら水を加えるという工程を何度か繰り返していると、
全体の水分が早く飛び、飴色タマネギになるまでの時間が短縮されます。

 

・塩を加える
タマネギを炒め始め、全体に塩をふります。
塩をふることで、タマネギの中に含まれている水分が染み出てきて、
水分を飛ばしやすくなります。

 

塩は味付けのために加えるわけではないので、あまり多く入れなくても構いません。

 

 

■飴色タマネギの保存

 

飴色タマネギは作るのに時間がかかります。
一度にたくさん作ってストックしておけば、いつでも使えて便利です。

 

飴色タマネギは、作った後あまり日持ちしません。
けれど、冷凍しておけば日持ちするようになるので、
使いやすい量に小分けしておくのがお勧めです。

 

ラップに包んで小分けし、それを保存袋に入れて冷凍庫に入れておきます。

 

保存袋に直接入れ、薄く伸ばして冷凍したものを使うこともできますが、
上手に飴色に仕上がったタマネギは、粘性が高く、
冷凍していてもパキッとキレイに割れません。

 

1袋全部使うのであれば、保存袋に直接入れて冷凍しておくこともできますが、
少量ずつ使いたい場合は、小分けにした方が使いやすいのでお勧めです。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タグ : 

タマネギ 料理

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