ホームタマネギ 冷蔵庫
ホームタマネギ
ホームタマネギの種球の保存は、常温保存が基本です。
けれど、中には冷蔵庫に入れて保存することもあるようです。
ホームタマネギを冷蔵庫で保存すると、何か良いことがあるのでしょうか。
[ホームタマネギ 冷蔵庫]
■ホームタマネギ 冷蔵庫 メリット
ホームタマネギは、春に種を播いたものが初夏頃に球が少し肥ったところを収穫し、
乾燥して貯蔵します。
この貯蔵しておいたものが種球となって、
夏の終わりに植え付けることでホームタマネギとして栽培できます。
種球の貯蔵は、風通しの良い日陰に置いておくのが基本ですが、
冷蔵庫に入れることで、思わぬメリットがうまれます。
・腐りにくくなる
ホーム玉ねぎの種球を植え付けるのは、早くても8月の終わり頃です。
掘り上げて貯蔵を始めるのが5月~6月頃なので、
3ヶ月ほど貯蔵しておく必要があります。
ホームタマネギの種球保存では、貯蔵中の腐敗やカビが原因で、
使える種球が激減することがあるそうです。
ホームタマネギとして栽培するのであれば、やはり健全な状態の種球が必要となります。
貯蔵中にカビや腐敗が発生しているものは、植え付けてもそのまま発芽せず終わったり、
芽が出てもうまく育たなくなることが多いため、選別の時点で弾きます。
植え付け予定数だけ貯蔵していても、夏の暑さなどによって、
植え付け前の選別の時点でダメになっていることも多々あります。
真夏の暑い期間を冷蔵庫に入れておくことで、
涼しい環境を守ることができるので、カビや腐敗を軽減できます。
低温処理をすると発芽がそろいやすいです
・発芽が揃いやすい
ホームタマネギの種球は、一定期間10度程度の低温に当てることによって、
発芽を揃えさせることができます。
一定期間低温に当てることを、低温処理や冷蔵処理と呼びます。
ホームタマネギの種球収穫から植え付けまでの期間、
10度という低温を保てる場所は、なかなかありません。
そのため、家庭では冷蔵処理が難しいと思われることが多いですが、
冷蔵庫を使うことで、簡単に処理が行えます。
温度は10度前後、期間は2週間~1ヶ月ほどを目安に行います。
冷蔵庫のおおまかな温度です
■ホームタマネギ 冷蔵庫 注意点
ホームタマネギを冷蔵庫に入れる場合は、いくつか注意点があります。
注意点を守らずに冷蔵庫に入れていると、かえって種球を傷めることになりかねないので、
必ず守ってください。
・野菜室に入れる
冷蔵庫は、実はどこも同じ温度ではありません。
冷蔵室・野菜室・チルド室・冷凍庫と、それぞれ決まった温度となっています。
この中で種球に適しているのは、野菜室です。
冷蔵処理の10度を目指そうと思うと、
冷蔵室やチルド室、冷凍庫は温度が低すぎます。
それに比べると、野菜室は5度~8度くらいの温度帯であることが多いため、
種球を入れておくのに適しています。
冷蔵処理をするため冷蔵庫にて貯蔵する場合は、
必ず野菜室に入れるようにしましょう。
種球を新聞紙に包んでからビニール袋に入れて冷気を避けます
・裸で入れない
冷蔵庫の中でも、野菜室は比較的温度が高いですが、それでもやや低すぎます。
冷気を直接受けることで、今度は種球が冷害を受ける可能性が出てきます。
種球を新聞紙に包んでからビニール袋に入れるなどして、
冷気が直接当たらないようにしておきましょう。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期