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タマネギ タネバエ
タネバエのアップ
タネバエは、タマネギなどのネギ類によく発生する害虫です
成虫はとても小さなハエの姿をしていますが、大量に発生するとタマネギが生育せず、
枯死して全滅することがあるほど、厄介な害虫です。
タネバエの特徴や被害の様子、対策法などをご紹介します。
タマネギ ネキリムシ
ネキリムシ
Q:タマネギ苗を植え付け後、1週間もすると苗がバタリと倒れてしまいます。
最初は植え方が浅いのかと思い、植え方を改善しても変わりません。
倒れた苗は、株元が切られたようになって、
回復は不可能と考えて新しい苗に植え替えて育てています。
植えて間もない苗が倒れるのは、なぜですか?
A:ネキリムシの仕業かもしれません。
[タマネギ ネキリムシ]
タマネギは丈夫で育てやすい野菜ですが、
病気や害虫が発生することもあります。
中でもネキリムシは、せっかく植え付けた苗を食害して倒してしまうので、
とても厄介です。
しかも倒れた苗は、株元や根のすぐ上あたりで食いちぎられているため、
回復は難しいです。
発見が遅れれば欠株となり、収量はそれだけ減ってしまいます。
ネキリムシは、カブラヤガと呼ばれるガの幼虫です。
成虫は葉を食害しませんが、幼虫が葉や株元を食害して植物を弱らせます。
ネキリムシの特徴や、事前にできる対策、被害が出た時の対策法をまとめました。
・ネキリムシの特徴
タマネギ栽培で発生するネキリムシの正体は、カブラヤガの幼虫です。
芋虫の姿で、最初は白~淡い茶色ですが、生長にしたがって色が濃くなります。
体の側面には斑点があり、終齢になると4cmくらいに生長します。
植物の柔らかい部分を食害するのが特徴で、
秋野菜の苗が被害にあうことが多いです。
ハクサイやキャベツなど、アブラナ科の植物を好みますが、
チューリップやベゴニアなどの草花、そしてタマネギも被害にあいやすいです。
地面に近い部分を食害するので、
被害が出た株は葉が付け根からぽろりと取れたように落ちていたり、
株元から折れたように倒れる症状が出ます。
ジャガイモのネキリムシ被害
・ネキリムシ予防
ネキリムシの被害が出やすい場所では、予防対策をしておくのがお勧めです。
畑を休ませている間に、薬剤や太陽光を使って消毒します。
薬剤をできるだけ使いたくない場合は、太陽光を使った熱消毒がお勧めです。
熱によって土中の菌や害虫を減らし、栽培中の被害を軽減できます。
他にも、ペットボトルの頭の部分を切りとり、
植え付けた苗の株元に設置する方法もあります。
物理的に幼虫が近寄れないため、被害を抑えることが期待できます。
・ネキリムシの被害が出たら
もし苗を植え付けた後、ネキリムシの被害が出てしまったら、本体を捕殺します。
ネキリムシは食害した植物のすぐ近くか、株元の土に埋まっていることが多いです。
土に埋まっているといっても深くはなく、手で軽く掘るだけでも出てきます。
被害が出た株の近くを軽く掘り、ネキリムシがいないかをチェックしましょう。
もしネキリムシを見つけたら、そのまま放置せずに捕殺します。
放置していると、また次の株が食害され、倒れる結果となります。
踏みつぶす方法が確実ですが、できるだけ触りたくないという場合は、
ペットボトルなどに水と洗剤などを入れて混ぜ、
そこに割りばしなどで捕獲したネキリムシを入れます。
捕獲後は必ずフタをしっかり閉めれば、触れずに退治できます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
プラネット
プラネットは青切り、貯蔵兼用の中生のタマネギ品種で、
トウ立ちが遅く、肥大性に優れていて育てやすいです。
1球は300g~350gと大きくなり、豊産種です。
プラネットの特徴や育て方をご紹介します。