ホームタマネギ 収穫
早取りし過ぎたホームタマネギ、葉タマネギのようで美味でした!
ホームタマネギは、植え付けから収穫までの期間が、通常のタマネギよりも短いです。
また、おもな収穫期が冬であることから、
寒い時期に食べられる新タマネギとしても人気です。
栽培期間は短いですが、収穫適期を見極めるのにはコツがあります。
ホームタマネギは、どのようになった時が収穫のタイミングなのでしょうか。
タマネギ 芽 育て方
タマネギを保存している時、
どれだけ気を付けていても芽が出てしまうことがあります
多少の芽であれば、そのまま食べてしまうこともできますが、
あまりに伸びすぎてしまったものはどうしていますか?
食べられなくなったと判断して捨てることもあるでしょうし、
頑張って食べられる部分を探して食べることもあるでしょう。
土に埋めたらどうなるのか試してみたことのある人もいるかもしれません。
本来、タマネギは秋に種を播いて育てるか、晩秋に苗を植え付けて育てます。
芽の出たタマネギで植え付けを行うとどうなるのでしょうか。
ホームタマネギ とう立ち
ホームタマネギ、順調に育っています
ホームタマネギを育てていると、軸の中心から硬くて太い芯がのびてきて、
その先に花が咲くことがあります。
ホームタマネギでも一般的な苗から育てているタマネギでも、
花が咲く状態をとう立ちと呼びますが、
ホームタマネギでは、どうしてとう立ちが起こるのでしょうか。
タマネギ栽培 3月
3月のタマネギ畑 兵庫県(淡路島)
タマネギ栽培は、収穫までに晩秋から初夏までかかるので、
野菜の中でも収穫までの栽培期間が長いタイプです。
3月になると、2月に比べると暖かいと感じる日が出てきます。
すると、タマネギの生育も再スタートします。
気温が少しずつ上がってくるこの時期だからこそ、
できる作業ややっておくべきことがあります。
3月も気を抜かず、タマネギ栽培を続けましょう。
タマネギ 地植えの栽培
■タマネギ 栽培スケジュール
■タマネギ 栽培データ
英名・学名 onion・allium cepa L.
形態 一年草(二年草)
原産地 中央アジア
草丈/樹高 50cm~60cm
収穫期 5月~6月
栽培難易度(1~5) 2
耐寒性 強い
耐暑性 普通
特性・用途 耐寒性が強い、初心者向き
タマネギの地植えでの育て方には、
いくつかの留意点とコツがあります。
難易度は苗を購入して育てるのか、
種から育てるのかによって大きく変わってきます。
また、タマネギの栽培期間は長く、
その時期にあった方法で管理することが大切です。
[タマネギ 地植えの栽培]
■タマネギ 地植えの栽培
・苗づくり
タマネギの種は、9月上旬から下旬に種を播きます。
苗床には1㎡あたり苦土石灰を100g、堆肥を2~3㎏、化成肥料を100gいれて耕します。
種を播く2週間前には苗床を用意し、土をなじませておきます。
条まきかバラまきにし、種まき後はビートモスをかけます。
水をしっかりと与えた後は寒冷紗で覆います。
発芽後は寒冷紗を取り除き、本葉2枚まで育てます。
>>タマネギ 苗の作り方
>>タマネギ 苗の選び方
・畑の準備
タマネギの苗の植え付けは11月上旬から下旬に行います。
畑は植え付けの2週間前に準備します。
1㎡あたり苦土石灰を100g、堆肥を2~3㎏、化成肥料を100~120g入れて耕します。
畝は2条植えでは90㎝幅、4条植えでは120㎝幅にし、15㎝の高さにします。
畝には黒マルチをかけておくと雑草の管理が簡単です。
黒マルチを張ると元気に育ちます
・定植
タマネギの苗の大きさにばらつきがあれば、
大きさによって分類しておきます。
大きな苗と小さな苗を混ぜて植えると、
小さな苗が育たなくなるからです。
苗の株間は10~12㎝とります。
マルチに竹べらで穴を開け、苗を植え付けていきます。
植え付け後は畝の間に水をはります。
・除草
タマネギの植え付け後は、雑草の管理が大変重要になります。
雑草が生えると、タマネギの苗が雑草の勢いに負け、育たなくなってしまいます。
黒マルチで畝に雑草が生えるのを予防するほか、
畝間にも雑草が生えないように管理が必要です。
・追肥
タマネギの栽培では、追肥も重要です。
植え付け2週間後、1月、2月~3月の3回に分けて追肥を行います。
化成肥料を1㎡あたり40g施します。
・水やり
タマネギは乾燥に弱い植物です。
乾燥しないように水を与えますが、黒マルチをかけているときは畝間に水をはります。
・越冬中の管理
冬季も乾燥するようならば水やりを欠かさないようにします。
極早生品種は12月中旬から3月中旬までビニールトンネルで覆います。
・春からの管理
3月を過ぎると、タマネギは根数や葉数が増えていきます。
4月からは茎葉が増大し、タマネギが肥大していきます。
3回目の追肥は3月下旬までに施します。
雑草の管理と病害虫の発生に気を配ります。
葉が倒れたら緑色のうちに収穫します
・収穫時期
3月には間引いた苗を、
4月~5月には葉タマネギを収穫できます。
5月から6月の中ごろにタマネギの根元が太り茎が倒伏してきたら、
葉が緑のうちに、本格的なタマネギとして晴天の日に収穫します。
収穫後は茎を束ねて風通しの良い場所で保管します
貯蔵しやすいタマネギは、極早生種、早生種、中生種、中晩生種、
の順だと言われています。
詳しい収穫方法、保存方法は、後述します。
■病害虫
アブラムシ:大量に発生し、葉の汁を吸うほか、ウイルス病を媒介します。
ハモグリバエ:ウジ虫が葉に潜って食害します。葉に細かな白い線ができます。
アザミウマ:細長い虫が葉に潜り、汁を吸います。葉にかすり状の斑点ができます。
さび病:葉にかすり状の小さな斑点ができます。
軟腐病:葉鞘部が黄色く軟化し、腐敗していきます。
■タマネギ 地植え栽培のコツ
1.植え付ける地域に適した品種を選びます
2.品種ごとのタネまき・植え付け時期を適切に
3.収穫時期は、よく観察して良い状態で獲ります