ホームタマネギ 栽培 時期
ホームタマネギの収穫
ホームタマネギといえば、冬に新タマネギを収穫して楽しめるということで、
家庭菜園でも人気が高まっている栽培法です。
けれど、実はホームタマネギであっても、冬に収穫できるとは限りません。
ホームタマネギの栽培時期には、どのようなものがあるのでしょうか。
[ホームタマネギ 栽培 時期]
■ホームタマネギ 栽培 時期
ホームタマネギの基本的な栽培時期は、
夏の終わりに植え付けて冬に収穫する冬収穫です。
ただ、植え付け時期を変えることによって、収穫時期も変えることができます。
冬収穫のホームタマネギ
・冬収穫の場合
ホームタマネギの基本の栽培時期となるので、冬収穫の作型です。
一般的にはこの作型で収穫することを目指して、栽培を行います。
植え付け時期は7月中旬~9月上旬、収穫は11月下旬~12月となっています。
けれど、実際はこの通りに栽培期間とはならないことがほとんどです。
特に植え付け時期は非常にシビアで、冬に収穫を目指すのであれば、
8月30日を境にした前後4日以内に植え付けるのが適切です。
早くに植え付ければ、生長速度と気候の移り変わりが合わず、
ホームタマネギであっても分球することがあります。
反対に植え付けが遅いと、生長が間に合わず、冬までに球が肥らずに休眠に入り、
けっきょく年を越してから収穫、ということになります。
しかも、年を越してもきちんとしたタマネギが収穫できれば良いのですが、
たいていは春に分球したり、トウ立ちしたりして、収量は落ちます。
収穫時期に関しては、植え付け時期が同じでも、
気温低下の推移や微妙な生育の差によって、少しズレが出てきます。
順調に育てば11月下旬には収穫が可能になりますが、
少し生育が遅れている場合や暖地で長く生長する場合は、
12月の収穫が増えるようです。
春収穫のホームタマネギ、大きいが分球などの不具合がなく収穫できました
・春収穫の場合
ホームタマネギといえば、冬収穫を目標にして育てるのが普通ですが、
実は最初から春に収穫する作型もあります。
通常は夏の終わりに植え付けますが、少しずれた10月頃に植え付けを行い、
翌年の3月下旬~4月に収穫を行います。
ホームタマネギの種球として使われている品種は、
極早生や早生品種であることが多いため、
越冬する作型であっても、収穫は中晩生などよりは早めです。
植え付けは10月下旬頃が目安で、
そのまま一般的なタマネギ苗を植え付けて育てる作型と同じように管理し、
翌年の春に球が十分に肥って軸が倒れたら、収穫を行います。
あるいは、軸が倒れる前に葉タマネギとして収穫し、楽しむ方法もあります。
ホームタマネギでシチュー、甘くて美味です
■管理によって変わる栽培期間
ホームタマネギ栽培は、植え付け時期や追肥時期がかなりシビアです。
春に収穫する場合はまだ良いですが、冬に収穫を目指すのであれば、
1週間も作業がずれこむと、その分何倍にも大きな影響が出ます。
植え付け適期を必ず守り、追肥のタイミングも逃さないように行った上で、
その時々の生育状態が適切であるかを見極める力も必要となります。
種球が小さなタマネギの姿をしているため、植え付けなどの作業は比較的楽に行えますし、
栽培期間が短いため、気軽に楽しめるタマネギ栽培として人気があります。
けれど、実際に冬収穫を目指すとなると、
思っているよりも厳しい管理が必要となることを覚えておきましょう。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期