玉ねぎ 冬 日持ち
収穫後は日陰の風通しが良い場所で保存します
タマネギは、年中スーパーなどお店でも購入できますし、
家庭菜園で育てる場合でも、
ホームタマネギを使えば冬に収穫が可能になります。
年中常備できるタマネギだからこそ、季節ごとの日持ちが気になります。
冬のタマネギは、日持ちが良くなるのでしょうか。
それとも悪くなるのでしょうか。
[玉ねぎ 冬 日持ち]
■玉ねぎ 冬 日持ち
タマネギはどの季節であっても、日持ちの程度はそれほど変わりません。
ただ、黄タマネギか新タマネギかによって、日持ちは大きく変わるので、
注意が必要です。
おなじみの黄タマネギ
・黄タマネギ
黄タマネギは、収穫後に乾燥をさせているため、表面の皮が茶色くなります。
この茶色い皮のおかげで、空気中の湿気の侵入を防いだり、
内側の水分が抜けるのを防ぐことができます。
黄タマネギの保存の基本は、常温です。
冬でも常温保存できますが、寒すぎる場所での保存は、
凍る可能性があるので注意します。
日持ちの期間としては、購入から1ヶ月~2ヶ月が目安となります。
もちろん、これよりも長く日持ちする場合もありますが、タマネギも生鮮食品です。
カビや傷みが出る前に、早めに消費するのがお勧めです。
美味しいが日持ちしにくい新タマネギ
・新タマネギ
新タマネギといえば、初夏が旬のイメージが強いですが、
近年は超極早生品種やホームタマネギの栽培により、
冬にも新タマネギが楽しめるようになってきました。
新タマネギは黄タマネギに比べると、水分が多くて甘みが強いため、
辛味が少なく生でも食べやすいのが魅力です。
ただ、水分が多いため、黄タマネギに比べると日持ちがしません。
新タマネギの日持ちは、冷蔵で1週間が目安です。
もし家庭菜園で栽培しているのであれば、収穫の時期を少しずらすことで、
日持ちが数日でも伸びます。
また、基本は冷蔵保存をしますが、冬なら常温でも保存が可能です。
冷蔵庫と違って温度が一定ではないですが、暖房のついていない寒い部屋であれば、
室温でも保存できます。
■玉ねぎ 冬の保存の注意点
タマネギは、季節が変わっても保存方法があまり変わりません。
けれど、冬には冬の注意点があります。
冬のタマネギ保存は、少し気遣ってあげましょう
・暖房と加湿器
冬は寒いものですが、室内が寒いとは限りません。
気温や湿度が低めの方が、タマネギの保存には適しています。
けれど、冬の室内は高温多湿になっていることがあるのです。
冬を暖かく過ごすため、室内では暖房器具を利用している場合が多いです。
暖房器具の温風が直接当たる場所でなくても、室温が上がれば、
タマネギの保存には適さなくなります。
また、風邪やインフルエンザ予防の観点から、加湿器を利用することもあるでしょう。
湿度が上がると、人間の病気予防には有効ですが、タマネギの保存には適しません。
暖房器具や加湿器を使っている部屋では、タマネギの保存は避けた方が良いでしょう。
黄タマネギは暖房のない部屋で保存し、新タマネギは冷蔵保存するのがお勧めです。
・寒くても傷む
気温が低く、湿度も低い場所で保存していたとしても、
カビや腐敗が発生する可能性はなくなりません。
寒いからと安心していると、いつの間にか傷んでいることがあるので、
定期的に保存状態をチェックしましょう。
もしカビや傷みのあるものを見つけたら、
すぐに取り除いて健全な状態のタマネギと分けておきます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期