玉ねぎ 冬 保存
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タマネギは、一般的な作型であれば、初夏頃に収穫されることが多いです。
ところが、スーパーなどでは年中お店に並んでいます。
タマネギは貯蔵性が高く、初夏に収穫したものであっても、
上手に保存すれば冬も保存が可能です。
タマネギの保存法は、冬とそれ以外の季節で違うのでしょうか。
[玉ねぎ 冬 保存]
■玉ねぎ 冬 保存
冬に販売しているタマネギには、2種類あります。
1つは、普段よく見かける黄タマネギです。
乾燥させているので表皮が茶色くなっており、貯蔵性が高いです。
もう1つが、新タマネギです。
新タマネギの方は、水分が多いので貯蔵性が低く、長期保存には向きません。
通常であれば、新タマネギはタマネギの収穫時期である初夏に出回りますが、
ホームタマネギ栽培や超極早生品種を栽培することで、
冬の間も新タマネギが楽しめるようになってきました。
そのため、冬であっても新タマネギが楽しめるのです。
タマネギを冬に保存する時の注意点をまとめました。
黄タマネギは、風通しの良い暗所で吊るします
・基本はいつも同じ
タマネギの保存方法の基本は、季節が変わっても同じです。
黄タマネギの場合は、風通しの良い暗所で吊るすか、
カゴに入れるなどして保存します。
風通しの悪い場所だと、湿気がこもってカビや腐敗の原因となるためです。
また、明るい場所だと芽が出やすくなることがあるので、
直射の当たらない場所がベストです。
新タマネギの場合、黄タマネギよりも水分が多いので、
吊るして保存するよりも、冷蔵庫保存がお勧めです。
1個ずつ新聞紙で包んでからビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
新聞紙に包むことで、余計な湿気をブロックするだけでなく、
過度に乾燥することも防げます。
さらにビニール袋に入れることで、冷気が直接触れるのを防ぎ、
冷やしすぎが予防できます。
短期間で使えるのなら、カゴに入れておくと便利です
・寒すぎる場所はNG
冬は気温が低くなるため、タマネギも長持ちしそうです。
空気も乾燥することが多いので、湿気によるカビや腐敗が起こりにくく良いですが、
気温が低すぎるのも考え物です。
厳寒期で冷え込むと、戸外では氷点下になることも増えます。
軒下や物置に吊るしていても、タマネギが凍ることがあります。
凍らせる前提で冷凍庫などに入れるのは良いのですが、
不意に凍ってしまった場合、凍ったり溶けたりを繰り返すことになります。
一度凍ったタマネギは、溶ける時に細胞が壊れることで水分が出てしまいます。
水分は湿気となり、カビや腐敗の原因となりますし、食味も悪くなります。
氷点下になりそうな場所は、保存場所には向きません。
・暖かすぎる場所もNG
冬は寒さが気になる季節ですが、それと同時に暖かさが気になることもあります。
冬には室内で暖房を使うことが増えます。
冷え込む日が多くなると、室内全体が冷蔵庫かと思うような低温になることもありますが、
暖房を入れれば室温はぐんぐん上がります。
暖房を使っていない部屋では、10度を超えることが少なくても、
暖房を使えば20度を超えることもあるでしょう。
さらに、空気が乾燥するということで、加湿器を利用することもあります。
こうなると、高温多湿の環境となり、タマネギ保存には向かない環境となります。
冬にタマネギを保存する、暖房や加湿器を使っていない部屋を選びましょう。
・傷んでいないかチェック
保存している時の環境は完璧だと思っていても、
何らかの原因で、保存中のタマネギにカビや腐敗が起こることがあります。
カビや腐敗が起こったタマネギは、近くのタマネギにも影響することがあるので、
早めに取り除いておく必要があります。
これは、1個ずつ新聞紙に包んでいる新タマネギでも、同じことがいえます。
保存中のタマネギは、いつ何が起こるか分かりません。
時々様子を見て、1個ずつ触ってカビや腐敗のチェックをしましょう。
もし異変が起こっているタマネギを見つけたら、すぐに対処しましょう。
カビや腐敗が見られるものも、気になる部分だけ取り除けば、
食べられる可能性が残っています。
早めに発見することで、無駄になる部分も減ります。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
