葉タマネギ旬

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2020年03月23日（月）

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淡路島フルーツ新葉玉ねぎ C)淡路島たまねぎ工房

「葉タマネギ」という言葉を、聞いたことがありますか？
タマネギや新タマネギは知っていても、
葉タマネギは聞いたことがないという方も多いかもしれません。

スーパーで年中売られているタマネギや、
旬のある新タマネギとはまた違う、葉タマネギとはどのような野菜なのでしょうか。

また、新タマネギのように葉タマネギにも旬があるのでしょうか。

[葉タマネギ旬]

■葉タマネギとは？

葉タマネギは、根本が小さく膨らんでいて、
その先は青々とした葉のついた状態のタマネギです。

普通のタマネギと違って、玉部分ではなく葉の部分をメインに食用とするため、
葉タマネギと呼ばれています。

そもそも、葉タマネギとは、普通のタマネギとは違うものなのでしょうか。
葉タマネギは、スーパーでよく見かける茶色い皮に覆われた、
黄タマネギと呼ばれているものと、品種は同じです。

何が違うかというと、収穫しているタイミングです。
黄タマネギ（新タマネギ）の場合は、玉部分が十分に膨らんでから収穫を行います。

この時、地上部には葉もついていますが、
玉に養分を送り込んでいるため、茎は倒れている状態となります。

タマネギの葉は、どの生育段階でも、毒性はないので、
玉が大きくなったものも葉を食べることはできます。

ただ、ほぼ役割を終えてしまったタマネギの葉は、
表面がとても硬く、中もスカスカで甘みや旨みが減っているので、
食用に適しているとはいえません。

葉タマネギ

葉タマネギの方はというと、黄タマネギとは反対に、
玉部分はまだ少ししか膨らんでいませんが、
葉の部分は青々としていてみずみずしさを残しています。

つまり、葉タマネギは、黄タマネギを若どりしたものということになります。
けれど、葉タマネギは黄タマネギとはまた違ったおいしさがあるため、
葉タマネギを専門に栽培・出荷している農家さんもあります。

また、タマネギを栽培している農家さんの中には、植え付ける時に密植し、
玉が肥大する時期に間引きをしてスペースを広げる育て方をしている場合もあります。

この間引きの時に抜いた方を、葉タマネギとして食べることができます。
農家さんだけでなく、家庭菜園でタマネギを栽培する場合も、
同様に間引いたものを葉タマネギとして食べることができます。

あまり畑のスペースがとれず、購入したタマネギ苗が余ってしまうという時は、
苗を密植してたくさん植え、途中で葉タマネギとして間引くようにすると、
無駄が出にくくなるのでお勧めです。

間引きが遅れると、玉の肥大が悪くなり、間引いた株の葉が固くなることがあるので、
葉が柔らかいうちに間引いて楽しむのがポイントです。

葉タマネギの甘みと旨みが溶けだして、絶品のシチューです。

■葉タマネギ旬

表面が茶色くなっている黄タマネギは、年中スーパーで見ることができますが、
これは黄タマネギの貯蔵性が高いためです。

これに対して、新タマネギや葉タマネギは、貯蔵性がほとんどないため、
旬の時期が決まっています。

葉タマネギの場合、地上部の葉が十分に育っていて、
かつまだ玉が肥大しきっていない時期に出回ります。

だいたい1月から4月頃までしか出回ることはありません。
旬の時期にしか出回らない食材なので、もし見かけたらぜひ試してみてください。

タマネギ栽培.com