タマネギ収穫 青い

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タマネギ収穫 青い

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新タマネギの収穫

 

 

タマネギは、栽培期間が長めのため、収穫までたどり着けると、
とても嬉しい気分になります。

 

ところが、収穫したタマネギの皮を剥いてみると、青くなっていることがあります。

 

また、調理中の青くなることもあり、普段見ない色をしていると、
どうしてよいものか悩みます。

 

タマネギ収穫が終わった後、青い色をしているのは、いったいなぜなのでしょうか。

 

 

[タマネギ収穫 青い]

 

 

■タマネギ収穫 青い

 

タマネギは、皮が茶色で中が白いイメージがあります。
もちろん、紫タマネギなどは色がついていますが、そうでなければ白いものがほとんどです。

 

白いはずのタマネギが、何もしていないのに青くなっていると、とても焦ります。
タマネギが青くなる原因や、食べられるかどうかもまとめました。

 

 

タマネギの球部分も日が当たると青くなります

 

 

・光に当たった
収穫間際のタマネギを観察してみると、地際には肥った球部分があり、
その上には緑色の葉が何枚か伸びています。

抜いてみると、球部分の下からは根が伸びているのが、一般的なタマネギです。

 

タマネギの造りを知らないと、球の部分が一般的な植物でいう、
どの部分に相当するのか分かりません。

 

見た目から想像すると、実や茎かなと考えられることが多いですが、
タマネギの球部分は、実は葉なのです。

 

とても不思議ですが、球の上に伸びている青い部分も葉ですし、球部分も葉なのです。

球よりも上に伸びている部分は葉身と呼ばれ、球部分は葉鞘、あるいは鱗葉と呼ばれます。
タマネギの球部分は、葉に養水分を溜めこんで膨らんだ状態になっているのです。

 

一般的な植物の葉には、葉緑素と呼ばれる、緑色になる組織が含まれています。

タマネギの球部分は、皮を剥くと白いのが普通ですが、
実はここにも葉緑素が含まれているのです。

 

ここに光が当たると、葉緑素が増えて、徐々に緑色になっていきます。

 

収穫直後のタマネギの皮を剥いた時、上半分だけが薄い緑色になっている場合は、
地表から顔を出している部分だけが光を受け、葉緑素が増えたのだと考えられます。

 

ジャガイモは緑化した部分に毒が含まれていますが、
タマネギは青くなった部分に毒が発生することはありません。

 

ただ、組織が硬くなっているため、加熱した時に、
白い部分よりも火の通りが悪く、食感が硬くなります。

 

・ニンニクと混ぜた
収穫したタマネギを料理に使おうと、
ニンニクと一緒にフードプロセッサーなどにかけると、鮮やかな青緑色になることがあります。

 

色がとてもはっきりとしていて、普段食品では見ることがないほどなので、
かなり驚きます。

 

人間は青い食品を見ると、食欲が減退するといわれていますが、
その典型のような色になるため、食べる気にはなれません。

 

けれど、これは急激に腐ったり毒が発生したりしたわけではないので、
食べることができます。

 

なぜこのような色になるかというと、
タマネギとニンニクに含まれている成分が化学反応を起こしているのです。

 

これは、タマネギが収穫からどれくらいの時間が経過したかに関わらず、起こる現象です。

見た目のインパクトは強いですが、味に変化はありません。

 

ただ、どうしてもこの色が原因で食欲がなくなるという場合は、
ニンニクと一緒に調理する際は、注意した方が良いでしょう。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ栽培 Q&A

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